以前からいろいろなジュエリーをお買い上げいただいているお客さまに、お使いになられていないジュエリーはありませんかとお尋ねしたところ、すぐにリングとネックレスの2点をお持ちになられました。どちらもダイヤモンドを留めた立爪が大ぶりで、デザインが古くなってしまったのと、引っ掛かりがあって使いにくいことがリフォームにお持ちになられた理由です。
リングの方はダイヤモンドのソリテール。珍しいオーバルカットでアームに対して垂直にセットされています。ダイヤモンドの輝きや存在感が発揮される美しいデザインですが、高さに加えて横方向にも出っ張りが大きく、使いづらさがあったとのことです。
こちらが元のデザイン。リング本体から石がかなり突き出ています
いろいろご提案させていただいた中からお客様が選ばれたのは、プレーンながらふっくらと華のあるデザイン。オーバルの石をアームに対して平行にセッティングして、両サイドに脇石を加えたものです。ちょうど( )の中にダイヤモンドが入ったようななめらかな形の爪で留めてあります。高さも抑え、お洋服などへの引っ掛かりはほとんど気にならなくなったと思います。
リフォーム後は、楕円形を生かしたモダンなデザインになりました
ネックレスも大きな立爪がデザイン的に古く見えるので、シンプルでさりげないデザインに変更してほしいとのことでした。出来上がりは極力爪を小さくし、ダイヤモンドだけが浮かび上がって輝くデザイン。プラチナのチェーンも新しいものをご購入されました。今後もチェーンを交換するなどさまざまなアレンジが楽しめると思います。
リフォーム前の立爪の目立つデザイン
リフォーム後のすっきりとしたペンダントトップ
リフォーム後に完成品をお渡しすると、リングとネックレスのどちらもすっきりとしたデザインになって使いやすくなったと、とてもお喜びいただけました。「これなら普段にもつけられるし、ずっと使えるわ!」
新しくなってよみがえったジュエリーを、嬉しそうに着けて帰られるお客さまをお見送りすると、私たちも嬉しくてスキップしたくなるんですよ。