当店をよくご利用いただいているお客さま。
おばあさまの形見のジュエリーを何点かお持ちいただき
リフォームのご相談にお見えになりました。
「祖母が大切にしていたジュエリーで、
譲り受けたんですけれど本物かどうかもわからないので、鑑別していただけますか」
とご相談をいただきました。
おばあ様との思い出話をお聞きしながら、
ジュエリーを一つひとつ調べさせていただきました。
「残念ながら本物の宝石ではございませんでした。
ですが、おばあさまの思い出の品ですし、リフォームすることもできます。
そのままお持ちいただいても大丈夫ですよ」とお伝えすると、
形見の品なので大事にしたいと、
その中でもお客さまが気に入った緑石のイヤリングをリフォームすることになりました。
「デザインが古いのでそのままでは着けられないから、
おしゃれなピアスにしていただけますか」とご要望をいただきました。
お客さまのイヤリングは緑石にとりまきがついたシンプルな形だったのですが
「シンプルなポストタイプのものよりも少し動きのあるデザインはどうですか」
とご提案したところ
「いいですね。あまりそういったデザインは今まで着けたことがないので」
と前向きなご返事でした。
実際に店頭にあるピアスを見ながらデザインを考え、
ゆれるようなデザインでつや消しになっているものなど、
一つひとつお客さまがイメージしやすいようにデザインをご説明していきました。
実際の商品を見ることでリフォームした後のイメージがしやすくなり、
一緒にここはこんなふうにしたい!
などお客さまの要望も詳しくお聞きすることができました。
リフォームしたピアスが完成してお見せすると
「すごい!思っていたよりすごく可愛くなってる。
リフォームして本当に良かったです」ととても満足してくださいました。
お客さまには可愛いお嬢さまもいらっしゃるので、
いずれはお嬢さまにも引き継いでいただければうれしいです、とお伝えしました。
今回のリフォームでは、今までお客さまが購入していたジュエリーとは
また違ったタイプのデザインをご提案できたので、
今後も、お客さまの意見をよくお聞きしながら、
最適なジュエリーやリフォームをご提案していきたいと思いました。
おばあさまから譲り受けた緑石のイヤリング
ゆれるタイプの大ぶりのピアスに
リフォームする前にご相談を受けるのが、宝石の価値についてです。
「これ本物かしら」「宝石としての価値はありますか」
などのご質問をよくいただきます。
お母さまやおばあさまからジュエリーを譲り受けた場合など、
本物かどうかの価値をご本人がわからない場合も多いからです。
また、鑑別書なども残っていない場合も多いので、
ご自身では判別がつきにくいということでご相談にお見えになります。
もしそのようなジュエリーをお持ちの場合でも、
宝石の専門店としてきちんと鑑別をしますので、遠慮なくご相談ください。
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