奥さまのお母さまの形見の指輪のリフォームのご相談にみえたご主人さま。
元々は奥さまのお母さまの婚約指輪ですが、
奥さまは普段ジュエリーをあまり身に着けられないということで、
ご主人さまがネットで地元の宝飾店をお探しになり、
当店にご相談に来られました。
「妻がもらった指輪なんですが、
使わないというので、もったいないなと思いまして。
折角の大切な思い出のある品ですし、
リフォームして私が身に着けることもできないかなと
ご相談にうかがいました」とお話しくださいました。
奥さまのお母さまの花柄モチーフの指輪
爪が高いデザインです
ご主人さまも普段はあまりジュエリーを身に着けてはいないものの、
奥さまから頂いたチェーンネックレスを長年愛用しているとのことでした。
「これは結婚指輪の代わりに妻から貰ったものなので、
毎日身に着けて大切にしているんです」と教えてくださいました。
「折角でしたら、長年愛用しているチェーンに通して着けられる
ペンダントトップへのリフォームはいかがですか」とご提案しました。
シンプルなデザインで普段使いできるものが良いとご希望だったので、
いくつかデザイン案とご予算をお伝えしたところ、
「リフォームでもこんなにいろんな種類のデザインがあるんですね。
予算もそんなにかけずにできそうで安心しました。
妻にも相談してまた来たいと思います」と話されました。
一週間後、今度はご夫婦そろって再来店くださいました。
「実際に妻にもデザインを見てもらいたいと思いまして」とお客さま。
奥さまと一緒にいくつかのデザインを相談しながら、
ダイヤの周りをしずく型で囲う揺れるタイプのダンシングのネックレスに決定しました。
このデザインは揺れる度にダイヤがきらきらと輝くので、
特に宝石がきれいな状態の場合は、
宝石の美しさがより際立つデザインとなっています。
また、ご主人さまが愛用されているチェーンネックレスは、
喜平で少し太めのしっかりした造りとなっていたので、
シンプルな一粒タイプより少し動きのあるトップのほうをお勧めしました。
しずく型の揺れるタイプのデザインに
ご主人さまのリフォームが決まり、
「なんだか自分だけリフォームするのもな」と仰るので、
「折角の機会ですので、奥さまも他に思い出の品をお持ちでしたら
一緒にリフォームしてみませんか」とご提案したところ、
ご主人さまから贈られた婚約指輪が長年しまったままになっているということでしたので、
そちらも一緒にリフォームすることになりました。
もう一度婚約指輪を取りに行ってくださり、お持ちくださいました。
ご主人さまも「久しぶりに見るな。何十年ぶりだ(笑)」などと言いながら、
奥さまもご主人さまとおそろいのしずく型のペンダントに
リフォームすることになりました。
奥様はペンダントトップと一緒にチェーンも合わせてご購入いただきました。
ご主人さまから贈られた立爪の婚約指輪
ご主人さまとお揃いのペンダントに
リフォームが完成したことをお知らせすると、ご夫婦で来店くださいました。
その場で一緒に身に着けていただき
「揺れる度にきらきらと輝いていてきれいですね。
結婚指輪もしていなかったから、これが結婚指輪代わりね」
と少し照れたように微笑まれていました。
普段ジュエリーにはあまり関心がなかったというお客さま。
大切な思い出のある指輪をそれぞれご夫婦でおそろいにして
大切そうに身に着けている姿がとても印象的でした。
ご夫婦でおそろいのペンダントにリフォーム