このページを編集する

おかげさまでニイミは創業90周年|宝石・時計の修理・電池交換、地金の買取もお任せください。

来店のご予約は 0569-22-4771(10:00 - 19:30)

 2021年10月  

SunMonTueWedThuFriSat
12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31

スタッフblog

どんな宝石?〜日本人に一番似合うとされる真珠の魅力とは〜
2021年10月10日 アピタ阿久比店 

みなさまこんにちは、宝石・時計のニイミです。

 

当店にはGIA.GG(米国宝石学鑑定士)、ジュエリーコーディネーター、リモデルカウンセラー、真珠振興会認定の真珠シニアアドバイザーなど宝石の専門家が在籍し、お客様の楽しいジュエリーライフを応援します。

 

愛知県半田市、知多郡阿久比町、西尾市に店を構え、県内全域から多くのお客様にご来店いただいております。

 

 

さて、今回は

 

世界中で愛され続ける淑女のジュエリー真珠とは

どんな宝石なのか、いい真珠とは何か

基礎知識も踏まえてお話させて頂きたいと思います。

 

まずはじめに、皆様は「5大宝石」をご存知ですか?

ダイヤモンド、ルビー、サファイヤ、エメラルド

そして、今回ご紹介させていただく真珠を含む5つがその5代宝石とされています。


1F3E8788-0FB3-4C13-8D95-638DFD7A052D.jpeg


「月のしずく」「人魚の涙」
と言われる真珠の歴史は古く

古代ローマ時代に愛するアントニオのため、クレオパトラが真珠を溶かして飲んだ
というエピソードは有名ですよね。

海から生まれるロマンチックな真珠は世界中の女性たちを魅了
平和長寿のシンボルとして愛され続けてきました。


真珠について


真珠とは、真珠貝の真珠層(貝殻の内側を構成している層)で形成された球状物質です。

海水産淡水産の2つに大別でき、現在はほとんど養殖によりつくられています。

 

体内に入った異物を真珠層で包み込む貝の生理作用で、天然真珠は生まれます。

海水産養殖真珠は、この天然の異物を貝殻を丸く磨いたもの(核)に替え
ピース(外とう膜片)と一緒に貝の体内に挿入して真珠層を巻かせます。


32355E3C-7CEF-46F6-9E5F-E6CC49EAAE7C.jpeg

何年にもわたって積み重なった真珠層(巻き)が、あの独特の光沢を生みだしているのです。

巻きは真珠の品質を決める上では非常に大切な要素であり
均一に厚く巻いてあるものほど光沢はもちろん耐久性も増し、より上質とされます。


真珠の品質


真珠の品質は色、形、巻きなどで決まります。

日本女性の多くは無キズの真珠を好むようですが
ほとんどの真珠には「えくぼ」と呼ばれる成長の痕跡が残ります。

 

0A7C8841-725D-425B-AF3F-3D21ECFD40B9.jpeg


真珠は光沢が良く、珠の大きいものが実際身につけたときに美しく映えます。

多少キズがあってもつけた時に目立つものでなければ、それほど気にする必要はありません。

無キズで色、形、巻き、光沢すべて最高の真珠は「花珠」と呼ばれ
採取量は極めて少なく価値が高いとされています。


真珠の種類と特徴


母貝の種類によって様々なバリエーションを展開する真珠ですが
今回はその中から代表的な種類をご紹介いたします。


アコヤ真珠 (別名: 和珠)

 

きめの細かい11mm以下の真珠で、真珠といえば、アコヤ貝で養殖したものを意味するほどです。

世界で初めて養殖に成功したのは三重県の伊勢志摩ですが
現在では他に愛媛県(宇和島)長崎県など日本国内で養殖されています。

気品があり、ブライダルジュエリーとしても人気。
淑女の宝石として、結婚のお祝いや成人のお祝いなどで贈られることも多いのではないでしょうか。


2382077D-174A-4846-AE13-DCBAACF63439.jpeg


南洋真珠

 

南洋のシロチョウ貝から生まれる真珠。

シルバーやピンク、ゴールドなどの色があり、真珠層の厚い真珠が作られるため、大粒サイズが特徴です。

 

D6D853B1-4458-4224-AC4B-7215C3174F70.jpeg



黒蝶真珠

 

タヒチやボルネオなどに生息するクロチョウ貝から生まれる真珠。

希少性が高く、最高級のものはピーコックグリーン(やや緑がかった黒色)と言われます。

 

5D30AE19-83DB-4600-B15C-EC15FB731CA9.jpeg

 

調色・無調色の違い


真珠には調色真珠無調色真珠というものがあります。

まずは調色真珠とは。

通常、母貝から取り出された真珠は形や色など似たもの同士を選別し
そこから一本の糸で通してネックレスに仕上げていきます。

なので、微妙に少しずつ違う真珠たちの個性
ある程度抑えてあげる(色を揃えてあげる)ことで
色の整った美しいネックレスとなります。

元の色が分からなくなるほど強制的に変えてしまうような
染色とは違い、あくまで調色なので
私たち人間で言うところのお化粧をして、色を綺麗に整えてあげることを調色と言います。


8F9F2090-FF41-4CE1-B184-45DAF0F1B640.jpeg

 

一方、無調色真珠とは、文字通り調色を行っていない真珠を指します。

とはいえ、貝から取り出したそのままという意味ではありません。

前処理といわれる下地処理を行った後、通常は調色加工へと進めますが、前処理だけで留めたものを無調色といいます。

 

9D22F221-06C7-405B-A0EB-A0E9E980EEE1.jpeg

 

調色か、無調色かは、あくまで真珠の加工の仕上げ方法を示すものなので

「どちらが好きか?」という個人の嗜好の違いはあっても
「どっちが良いものか?」といった質を問うものではありません。

ご自分はどちらがお好きか?で判断していただいて構いません。


E4CFD74A-A792-4365-9311-460F5C9C8ED0.jpeg



ニイミが考える「いい真珠」とは


上記でお伝えさせて頂いたように、真珠は同じ品質にこだわり真珠層の整ったものをきちんと選品出来れば
その中でももちろん光沢(テリ)や色の差はあれど、どれも実際に目で見て美しいと感じて頂けると思います。

なのでそこから先はお客様お一人お一人のお肌の色に合わせたり
それぞれの嗜好によって選ばれるものは変わっていきます。

 

E3789D29-989E-4434-A5F7-183C5F93472A.jpeg

ニイミでは、日本真珠振興会のジュニアアドバイザーが全店に在籍しています。

また、講師資格を持つシニアアドバイザーが通常店頭にて、一定の品質を選び、花珠真珠を仕入れています。

 

長い年月お使い頂いても劣化しにくいと思われるものを目で見て選品させて頂き
店頭にご用意しておりますので、どれも自信を持ってご提案させて頂きます。

 

真珠のネックレスはどれも同じ誰でもよく似合う
というイメージを持たれている方が多いのではないでしょうか?

しかし、本来は粒の大きさによっても似合う、似合わないがあります。

お客様にとってより良い真珠を見つけて頂くには、プロのアドバイザーにご相談されるのが一番かと思います。

ニイミリュクスアピタ阿久比店にもジュニアアドバイザーが在籍していますので
ぜひ店頭にてお試しくださいませ。

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。