リフォームフェアがきっかけでご来店いただいたお客さま。
ネックレスチェーンの加工やマリッジリングのサイズ直しなどのお預かりの後、
「実は母からもらったパールがあるんです」
とお持ちになったパールを見せてくださいました。
お話をうかがうと、元々はホワイトゴールドの枠で
お作りになっていたパールの指輪だったそうですが、
枠の部分が黒ずんでしまい、地金は他店で買い取ってもらったということでした。
「一粒だけど何か形にできませんか」とのご相談でした。
お客さまは普段あまりネックレスはしないので、
ネックレス以外で何か形にしたいとご要望でした。
アコヤ真珠は、大きさもあり、品質もきれいでしたので、
「もう一度指輪をお作りしませんか」とご提案しました。
ホワイトゴールドの場合は、元々金色のゴールドに
他の貴金属を混ぜて白色(シルバー)を作り出しています。
そのため、時間がたつことによってメッキがはがれ、
変色が起きて黒ずんでしまうということもあります。
一方でプラチナの場合は、純度の高いプラチナ製のものがほとんどなので、
きれいな状態を長く保つことができるというメリットがあります。
ホワイトゴールドは、耐久性があり価格もお手頃ですが、
現在は以前と比べるとプラチナの相場も落ち着いているので、
きれいな状態で長くご愛用いただくのであれば
プラチナでお作りいただいたほうがいいですよとお勧めしました。
大きさもあり、きれいなてりのアコヤ真珠
「地金の素材によってもそんなに違いがあるんですね。
見た目は変わらないから、あまり意識していませんでした。
どうしても以前の黒ずんだイメージが残ってしまっていて。
でも折角ならプラチナでもう一度指輪を作ってみようかしら」
と仰ってくださいました。
お客さまには20代のお嬢さまがいて、
いずれはお嬢さまにも指輪をお譲りになりたいと仰っていたので、
あまりフォーマルすぎずにシンプルで可愛らしいデザインを3種類ほどご提案しました。
その中から、パールの両脇にメレダイヤをあしらった女性らしいデザインに決定しました。
両脇にメレダイヤを沿えて上品で可愛らしいデザインに
リフォームが完成したことをご連絡すると再来店くださいました。
指輪の箱を開けると
「あ!きれいになってる~!!」と喜んでいただけました。
すぐに指輪をお着けになり
「以前の黒ずんだイメージが全然変わりました。
こんなにすてきに変わるんですね」ととてもご満足いただけたご様子でした。
金やプラチナ、シルバーなど地金の種類によって特性は変わってきます。
同じジュエリーでも素材を変えることで
ジュエリーの見た目の印象や耐久年数なども変わってくるので、
お客さまの用途やご要望に合わせて最適なジュエリーをご提案いたします。