電池交換でご来店されたお客さま。その時に「ジュエリーのリフォームの相談も承っていますので、またご相談ください」と伝えてチラシをお渡ししたところ、チラシを持って再来店してくださいました。
「サイズが大きくて使わずにしまったままになった指輪があるんです」と爽やかな色合いが印象的な水色石の宝石の付いたリングを持ってご相談にお見えになりました。ご自身が若い頃に購入されたそうですが、今では指輪のサイズも雰囲気も、昔とは違って合わなくなってしまったそうで、使うこともなくしまったままになっているとのことでした。
お嬢さまがいらっしゃるとのことで「ネックレスならサイズを気にすることなく、いずれはお嬢さまにお譲りすることができますよ」とお伝えしたところ「それならデザインを替えてプレゼントしてもいいわね」とネックレスに作り替えることに決まりました。
お客さまの指輪を拝見すると、ペア(西洋梨)のような外形が特徴的なペアシェイプの宝石だったので、より一層映えるデザインをいくつかご提案しました。ペアシェイプは、涙のしずくを型どったようでもあるため「ティアドロップ(涙のしずく)」とも呼ばれているカッティングです。ネックレス用の宝石のカッティングとしても人気があるため、今回は元のリングのデザインを生かしながら、宝石を留める向きを替え、宝石がより華やかにきれいに見えるデザインを提案しました。また、優しい雰囲気のお客さまに合うように、女性らしい上品なデザインに仕上げました。
<キャプション>
シンプルなペアシェイプの宝石が印象的なリングです
<キャプション>
しずくのように宝石をセッティングし、プラチナとダイヤで枠をつけることで華やかな印象に
リフォームして素敵に生まれ変わったペンダントを身に着けたお客さま。「同じ宝石でもデザインを少し変えるだけでこんなに印象が変わるんですね。リフォームして本当に良かったです。これなら娘に譲る前に私が毎日着けて楽しんでもいいですね」と、とても喜んでいただけました。時代に伴い、洋服やバッグなどのファッションの流行が変わるように、ジュエリーのデザインも変化しています。また、20代、30代のときに似合っていたデザインも、年齢と共に以前のようには似合わなくなることもあります。元の宝石の美しさを生かしながら少しデザインを変えるだけで、おしゃれを楽しめるのがジュエリーリフォームの良いところです。お手持ちのジュエリーで使わずにしまったままになっているアイテムがございましたら、遠慮なくスタッフまでお声がけください。