初めて展示会にご来場いただいたお客さま。大人の女性のたしなみとして、これからは少しずつジュエリーも身に着けていきたいとおっしゃってくださいました。展示会の際に、リフォームの案内状をご覧になり「私も婚約指輪を持っているけれど、ほとんど使っていないの。使わないともったいないけれど、立て爪のデザインは服に引っかかるから普段は使わずにしまってあるのよね」とご相談にお見えになりました。
立て爪タイプの婚約指輪は衣服に引っかかりやすく使いにくいという相談も多いです
お客さまのご要望をお聞きすると、引っかかりのないシンプルなデザインにしてほしいということと、予算をあまりかけたくないとのことでした。そこで、一粒石をリングに埋め込んで留めるデザインを提案しました。複数の爪で高い位置でダイヤモンドを留めるデザインと比べると、すっきりとして上品な印象になります。また、ダイヤモンドを指輪の中に埋め込むデザインにすることで、衣服などに引っかかりにくくなります。普段の生活にも身に着けやすくショッピングやお食事などさまざまなシーンでお使いいただけます。さらに、宝石を指輪に埋め込むようなデザインは、宝石を留めるのにかかる指輪への負担が少なく、宝石が外れにくいというメリットもあります。
爪なしのソリテール(宝石を一粒石で留めるデザイン)には、多様なセッティング方法があり、お客さまの好みに合ったデザインをお選びいただけます。今回は、お客さまの優しい雰囲気をイメージして、ダイヤを包み込むような柔らかい女性らしいデザインに仕上げました。
コロンとしたフォルムは繊細で上品な女性らしい雰囲気に
リフォームをする際には、予算についてのご相談も予め承ります。指輪のリフォームの場合、宝石を取り外した元の枠を下取りしてリフォームの代金にあてることも可能です。もちろん、お客さまのご希望があればそのまま枠をお戻しする場合もございます。リフォームの予算もお客さまのご要望にできるだけ配慮したいと思いますので、遠慮なくご相談ください。
リフォームされた指輪をうれしそうにご試着されるお客さま。「すごくきらきらしていて元のダイヤモンドよりもきれいになったみたいですね。引っかかりもないし、これなら毎日身に着けられますね」と満足していただけました。出番がなくしまわれたままだった婚約指輪。同じセッティング方法でもデザインによって全く違った雰囲気に変えることができます。お客さまにもたくさん身に着けていただいて、これから楽しいジュエリーライフを送っていただきたいです。