全国で緊急事態宣言が解除され、少しずつ明るい兆しが見えてきました。
まだ油断は禁物ですが、マスクでの接客や店内の消毒など、
きちんと感染対策を行いながら安心してお客さまにご来店いただけるように努めてまいります。
今回の新型コロナウイルスにより私たちの生活様式は一変しました。
当たり前の日常が本当にかけがえのない大切なものだと改めて実感しています。
そんな状況の中でもお客さまから沢山のあたたかいお言葉を頂戴し深く感謝申し上げます。
今回は、ご自身の婚約指輪をリフォームして
ご子息さまの結婚式に着けて行きたいと相談をいただいたお客さまをご紹介いたします。
以前からお店のことを知っていてくださり、今回初めてリフォームを行うので、
折角なら地元でリフォームしたいとご夫婦そろってご来店くださいました。
「主人から婚約指輪でもらったプラチナと金のコンビの指輪ですが、
今でもまだ使えるのでしょうか。近いうちに息子の結婚式があるので、
その時に新郎の親としてきちんとしたものを身に着けておきたいと思いまして」
とお客さまからご相談をいただきました。
お客さまの指輪は、枠がコンビになっているダイヤの一粒石の指輪でした。
「こちらのデザインもシンプルですてきですが、
ご子息さまの結婚式に身に着けるということでしたら、
もう少し華やかなデザインのものはいかがですか。
折角リフォームなされるのでしたら、
デザインもいろいろお好きなものをお選びいただけますよ」とご提案しました。
ご主人さまから贈られたコンビの婚約指輪
お客さまのご希望をうかがうと、
ゴージャスでこれから先も長く使っていけるデザインをご要望だったので、
引っかかりのない枠で華やかなデザインをいくつかご提案しました。
ご主人さまとも相談しながら、
メレダイヤがメインストーンの取り巻きに沢山入っている幅の広い指輪に決定しました。
「これなら指輪も豪華になるし、引っかかりもないから
いろんなお出かけ先にも着けて行けそうです。リフォームの完成がとても楽しみです」
と仰ってくださいました。
リフォームが完成したことをお伝えするとご夫婦そろって再来店くださいました。
リフォームした指輪をお見せすると早速身に着けてくださいました。
「こんなにすてきな指輪になってとてもうれしいです。
同じ指輪とは思えないくらい新しいデザインに生まれ変わりました。
これからも大切に身に着けます」と喜んでくださいました。
ご主人さまも「とても似合っているね。すてきだよ」と満足そうに微笑まれていました。
メレダイヤをふんだんにあしらいゴージャスな雰囲気に
お客さまにお話をうかがうと、残念ながらコロナウイルスの影響で
ご子息さまの結婚式は中止になってしまったということでした。
それでも、ご息子さまに会ってお祝いできる日を楽しみにしているとお話しくださいました。
折角の大切な式を中止せざるを得なかったお客さまの心情を思うととても心が痛みます。
しかし、このような状況でも、ご両親がご子息さまの幸せを願う気持ちは、
きっとご子息さまに伝わることと思います。