リフォームフェアのチラシを見てご来店されたお客さま。少し不安そうな様子で指輪の修理のご相談にお見えになりました。「お風呂に入っている時にたまたま強く指輪をぶつけてしまって。ダイヤがぽろりと外れて落ちてしまったんです。すぐに気づいたので、ダイヤが流れてしまわなかったのが不幸中の幸いでした」と指輪と外れた宝石をお持ちになりました。
お客さまのお持ちの指輪を拝見させてもらうと5個並んでいたダイヤのうち一番右端のダイヤモンドが外れていました。お客さまにお話をうかがうと、こちらの指輪は20年前にご主人さまから婚約指輪として頂いた指輪で、ずっと大切に身に着けているとのこと。毎日使っているので、変形しやすいとのことでした。「何年か前にもぶつけてしまい、ニイミさんの別の店舗に修理をお願いしたんです。その時、きれいに直していただいたのを覚えていて。なので今回もニイミさんに修理をお願いにきました」
外れた宝石をしっかり爪で留めて元どおりになりました。
「きれいに修理してくださりありがとうございます。宝石が取れてしまった時はどうしようかと思ったけれど、こうしてきれいになって戻ってきてくれてとてもうれしいです。これからも大切に使います。でも万が一また指輪が変形したりジュエリーで困ったことがあったらニイミさんに相談しにきますね」と仰ってくださいました。
一番右端のダイヤモンドが外れていました
石留めをして元どおりになりました
こちらも、指輪の石留めで当店にご相談にお見えになったお客さま。初めてのお給料で購入した思い出の品だそうです。気がつかないうちにダイヤが取れてなくしてしまったということでした。「ずっとハートのモチーフの指輪が欲しくて、自分のお給料で初めて購入したお気に入りの指輪なんです。よく着けていたんですけれど、気がついた時には一つ石が取れていて。修理お願いできますか」とご相談におみえになりました。
お客さまの指輪を拝見すると、ハートモチーフの右端のダイヤがとれている状態でしたので、サイズの合うメレダイヤを入れて石留めを行いました。
「しばらく外していたのですが、またこうして自分の指にはまっているのを見てうれしくなりました。お値打ちに直していただいて本当にありがとうございます」と喜んでいただけました。
ハートモチーフの横の宝石が取れている状態です
しっかり石留めされて元どおりになりました
首周りや胸などに着けるジュエリーと違って、指輪は手を動かしたとき、いろんなところに当たることも多いです。また、宝石付きのジュエリーは使っているうちにさまざまな原因で、宝石を支え留めている爪の部分が弱くなり曲がったり、折れたり、ゆるくなったりすることがあります。そのため、貴重な宝石が割れたり、気が付かないうちに取れて紛失してしまうケースがあります。お気づきになった時点で早めにご相談ください。
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