さて、今回は当店で大切な指輪をリフォームしてくださったお客さまをお二人ご紹介いたします。
はじめに婚約指輪をペンダントにリフォームしてくださったお客さま。
以前、当店でピアスをご購入いただいた際に、
リフォームのお話しをしたことがきっかけでした。
その後、セールのご案内をしたときに以前リフォームの
案内をしたことを覚えていてくださり、ご夫婦でご来店になりました。
「少し遅くなってしまったんですが、主人とも相談して
婚約指輪のリフォームに相談に来ました」とお話しくださいました。
ちょうどリフォーム専門のデザイナーさんもいたので、
「お話を聞いてみませんか」とご案内したところ、
ご主人さまと一緒にデザインなどのご相談をされました。
「主人には申し訳ないけれど立爪の指輪は普段使いしにくいんです。
それに、普段からあまり指輪もしないのでペンダントにしようかしら。
でも主人からもらった大事なものなので、折角リフォームするなら、
これからもずっと大切にできるデザインが良いです」とお話をされていたお客さま。
お客さまとデザイナーさんと相談しながら、既製品の枠にはめるタイプではなく、
手作り感のある透かしが入ったバチカンをお勧めし、
ダイヤの周りにミル打ちが入ったデザインをご提案しました。
ミル打ちは、細かい粒を打ちこむ技法の一つです。
ヨーロッパでは古くから伝わる技法で、
欧米の歴史ある美術館などに展示されている
アンティークジュエリーにもよく見られるデザインです。
均等に粒が刻まれた美しいミル打ちを施すには、
熟練した職人の技術が必要とされています。
また、アンティークジュエリーにみられるように
身に着けると重厚感や高貴な印象をもたらします。
「同じダイヤを使ってこんなにも違うジュエリーになるんですね。
出来上がりがとても楽しみです」とお話をされていたお客さま。
ご主人さまと相談しながら楽しそうに
デザイナーさんともデザインのやりとりをされていました。

高さのある立爪タイプの婚約指輪のデザイン


枠からダイヤを外して傷や割れがないかを確かめます


ダイヤの周りのミル打ちされたデザインが洗練された印象に
実際にリフォームしたペンダントが完成すると
ご主人さまと一緒に再来店してくださいました。
「想像以上にとてもすてき!!ありふれてないデザインで可愛いです。
リフォームして良かったです」とお喜びでした。
奥さまのその様子をみてご主人さまもうれしそうに
優しく微笑えまれていらっしゃったのが印象的でした。
続いて、結婚指輪をペンダントにリフォームしてくださったお客さま。
パールの糸替えの際に、リフォームのご案内をしたことがきっかけでした。
30~40年程前に購入した立爪タイプの結婚指輪は、
ご主人と一緒に選んだ思い出の指輪だったそうですが、
普段はあまり使わずにしまったままになっていたそうです。
「主人からもらった大切な指輪だけれど使っていないし、
サイズ直しをしても自分ではあまり指輪も着けないから、
ペンダントにして娘に譲ろうかしら」とお話しくださいました。
お嬢さまの好みやお客さまの思いをお聞きしながら、
一人目のお客さまと同じデザイナーさんにデザインを相談し、
いくつかデザイン案をご提案しました。
その中でも、雪の結晶のようなモチーフが可愛らしい
ペンダントをお選びいただけました。
ダイヤの周りにはミル打ちを施し、
小さな粒がぐるりとダイヤを囲むことで
ダイヤの存在感がより際立つデザインになりました。
「リフォームの雪結晶のモチーフとてもも気に入りました。
ダイヤの周りの細かいデザインもすてきね。
リフォームしてよかったです。
昔から知っているニイミさんでリフォームできてよかったわ」
と仰ってくださいました。


雪結晶のようなモチーフとミル打ちが上品で可愛らしい雰囲気に
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